こんばんわ、くまおうです。
今回は、前回の話とつながってくる
法的安定性が、どうして憲法改正
問題 に関係してくるかについて
伝えていき ます。
一言で言うと、国会で憲法改正が
問題になっているのは、これまで
最高裁判所は、憲法9条によって、
敵から日本の領土が直接攻撃
されれば、その敵にやり返せる
個別的自衛権についてのみしか
認めていない、という解釈をして
きているのが原因となってきて
いるんだよ。
こうした個別的自衛権しか 認めら
れていないにもかかわ らず、
現政府は、現行憲法9条 のままで、
日本の領土が、敵から 直接攻撃
されなくても、同盟国が 攻撃され、
その後日本の領土も 攻撃される
おそれがかなり高く なった場合で
あれば、やり返せる 集団的自衛権も
認められる内容の 法案を通そうと
しているから、問題に なっている。
ここからは、くまの個人的な意見に
なってはくるんだけれど、
これまで最高裁判所が
採用してきた憲法解釈や
一般的な法律理論からすると、
現行の憲法9条そのままで、
たとえ条件付きであるとはいえ、
集団的自衛権を認めて行くのには
無理があり過ぎだと考えています。
なので、もし、集団的自衛権を
認めて行く法案を通したいので
あれば、適正な手続き（デュー・
プロセス）に則って、憲法改正を
すべきであると思うよ。
もっとも、中国が政府を挙げて、
領海をどんどん広げるという
領海侵犯を宣言すると共に、
現にアジア諸国全体に向けて
勝手に施設を建てて、どんどん
領海侵犯を推し進めている
状態にある。
こうした状況からすれば、日本も
領海を守っていくために、早急に
手を打っていくことも必要と
なってくることも理解はできます。
あなたも、この様な政治的な要請から
考察すると、あながち現政府が、
憲法改正なしに、集団的自衛権を
盛り込んだ法案の通過をゴリ押しで
急いでいることも頷けるのでは
ないでしょうか。
とはいえ、法的安定性は、国民
主権の根幹の一部にあたるもの
なので、そこだけは妥協してはいけ
ないものだと、くまは考えて います。
あなたは、この点について、
賛否両論があると思うので、 それは
それでいいと思うし、 くまは決して
何が正しいかという ことを言っている
訳ではないので、誤解しないで
下さい。
今日はこの辺でおしまいに します。
＊コメントや意見などがあれば、 ご自由にして下さいませ。
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